4回目の18日
去年の今頃の、ハク 。
何かイタズラたくらんでそうなお顔ですね〜。
的な(笑)
ハクが空へ旅立った日から、4回目の18日がやってきました。
ハクを空へ送った日、最初の18日は寒くて雪が降っていたのに、それから4回目を重ねた18日は、すっかり初夏です。
早いですね。季節が過ぎてゆくのも、ハクの18日の回数が重なってゆくのも。
庭に可愛らしい花が咲いていたので、ハクにプレゼントしました。
ハクのクチバシの色のような薄い桃色の花はミヤコワスレ。黄色い花と、小さな白い星が集まったような花は名前が分からないんですよね・・・なんていうんだろう?
こういう草花、ハクによく似合う気がします。
素朴で可憐で、でも、しっかり芯はあって。見た目は可愛らしいのに、生きる力を凛と秘めている、そんな感じが、ハクと通じるように思えるからかな・・・。
ハクが飲んでいたお薬と、今日、ようやくさよならすることができました。
一年と数ヶ月、本当によく頑張って飲み続けてくれた肝臓と循環器改善のお薬です。
ハクが飲む予定だった、残りのお薬。
このお薬に対する感情は、よく分からないんです。よく分からないまま、ただ、そのお薬が目に入ると、切なくて、苦しくて、でも処分できない。
もうお薬を飲む必要が無くなったことは間違いなく喜ばしいことで、それは本当に良かったと心から思ってて、もう必要ないからいらないってわかってても、何故か、どうしても処分する気持ちになれなくて。
それはなぜなんだろうって考えても、自分の感情なのに、分からなくて。この、残ったお薬への感情は、自分でも不思議でした。
ただ、このお薬が手元にあることで、ハクがまだ元気で側にいてくれている、そんな願望と妄想が、入り混じった気持ちだったのかもしれません。これも、はっきりとしてるわけではないんですが・・・近い感情かなって、思います。
見ては切なくなり、でも、手放せない。
そんな気持ちで4回目の18日を迎えようとしていた昨日、ふと、手放そうと思えました。
ハクは、もう十分頑張った。最後の最後まで、ハクの体は十分頑張ったんだ。持てる限りの力を尽くして、最後の最後まで頑張って、わたしの側に居てくれたんだ。
だから、もう十分。もう、お薬は必要ない。
そう、思えたんです。だから、私が薬を手放せない理由は、無くなった気がしました。
ハクの体は、もうお薬を必要としなくなったから、天へと還っていった。だから。
これでもまだ十分な答えではない気もします。
「おかーたん、もうそろそろおくすりはいらないんじゃない?」って、もしかしたらハクからのメッセージだったのかもしれないです。
でも、お薬袋は取ってあります。全部。ハクが頑張った証しだから。そして、一年と数ヶ月、ハクとわたしと二人三脚で頑張った、大切な思い出です。
お空での生活が始まってから4ヶ月目。そろそろ慣れたかな・・・?
どうか、楽しい、幸せな日々でありますように。
ハクがお空で毎日楽しく幸せに暮らしていてくれることが、わたしにとって、何よりの幸せであり、心の支えです。
暑くなってきたよ、ハク。お空も暑いかな?
翼思いっきり伸ばして、思いっきり水浴びしてね・・・!