3ヶ月目の18日
ハクがお空へ旅立った日から、3ヶ月目の18日です。
あの日から、18日を3回も迎えてしまった。
春が来てしまったよ、ハク。
ハクの写真の整理をしていて、ハコベを美味しそうに嬉しそうに食べているハクを見て、ちょうど今頃、ハコベを育てていたんだなぁと思いました。去年まで。
もう、ハコベを育てることがなくなっちゃった、そんな春を実感してます。
ハコベが育っていくのが嬉しくて。早く育って、ハクに食べて欲しくて。ハクのおいちーお顔が見たくて。
そのお顔が見れると嬉しくて嬉しくて。また来年も育てようって思わせてくれる、そんな最高のおいちーお顔でした。
3ヶ月経って、少しずつ少しずつ、ハクが居ない時間を経てゆく事に馴染んできた気はしているものの、でも、部屋にハクの声がしない、部屋で遊ぶハクの姿を見る事ができないのは、やっぱり、寂しいです。
そんな私のことを、ハクは見守ってくれています。
「おかーたん、だいじょうぶかな。まいにちたのしんでるかな」って、少し心配しながら。
そして、さりげなく、わたしが楽しめるような事を見つけて教えてくれるんです。
「おかーたんこういうのどう?おかーたんこういうのすきじゃない?」って。それが伝わってくる。
私を喜ばせようとしているのが、わかります。伝わってくるんです。
そのハクの気持ちに応えたい。だから、楽しそうと思えることはハクからのギフトだと思って、素直に楽しもうと思います。私が楽しんでいたら、ハクもきっと喜んでくれると思うから。
ハクと暮らした12年が終わってしまって、3ヶ月経った日。
だけど、ハクとの新しい生活が始まって、3ヶ月目の日。
そんな風に思えた、今日という日。
ハクの月命日に合わせてくれたかのように、庭の八重桜が満開になりました。
が、今日はものすごい強風!!(;><)
何もかも吹っ飛んでいくんじゃないかと思うくらいの強風で、穏やかなお花見は夢となってしまったけど、でも満開の桜をハクと一緒に見たくて庭でつかの間のお花見。
ハク色の空にハクの嘴のような桃色の八重桜。
私が生まれたのを記念して植えられた桜です。
豪華すぎる花が子供の頃はあまり好きではなかったのだけど、大人になってから大好きになりました。重なり合ったフリルのような花びらが本当に綺麗で可憐で。
その隣の利休梅。八重桜と一緒に咲くこの花もお気に入りです。
透き通るような白が、ハクみたいで。
白山吹も、緑と真っ白な花のコントラストがすっきりとして好きです。
真っ白な花が、やっぱりハクには似合うなぁ。
凛とした強さと可憐さを持ち合わせているところが。
また来年、お花見しようね、ハク。
来年はポカポカと暖かい日和の中、のんびりお花見できますように。