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2021年1月

2021/01/31

思い

今まで日常だったことが、日常から無くなってしまった。
そのことを感じる度、寂しく、胸がぽっかりと穴が開いてしまった気持ちになります。

 

朝、自分のお茶を作った後、ハクのお薬を作っていました。

今、お茶を作った後、お薬を作ることがなくなりました。

 

放鳥する前、室温をケージとの温度差があまり無いようにエアコン暖房とファンヒーターで部屋を暖めていました。温度計とにらめっこして「ハク、まだお部屋あったまらないから、もうちょっと待ってね」って、ハクに話しかけながら。

今、そんな温度差を気にする必要もなくなりました。

 

お薬を作っていた軽量カップもスプーンも、もう、使うことがなくなりました。
ハクは『もうおくすりのまなくていいんだー!やったー!』って、きっと、思ってますね。

 

仕事が終わって、家に帰る時「やっとハクのところに戻れる、ハクのところに帰れる」って、嬉しくてワクワクしながら車で家に帰っていました。
今は、家に帰る楽しみも嬉しさもなく、ただ、自然に涙が流れるにまかせてゆっくりと帰るだけです。

 

ハクと一緒に遊びたくて。ハクと一緒に笑いたくて。
ハクのあんよの温もりを感じたくて、ハクの匂いを胸いっぱい吸い込みたくて。

ハクが空へ旅立って2週間、そんな日々を過ごしてきました。

ああすれば良かった。もっと元気なうちに、もっとこうしてあげればよかった。
そんな後悔にも、胸が痛くて。

そんな過ごし方はハクが悲しむって、分かってはいます。
分かってはいても、どうしても寂しさが勝ってしまうことが多くて。自然に泣いてしまうことが多くて。

そんなわたしを、ハクはどうにか励まそうとしてくれているのがわかります。

Haku531

先週、農協へハクの大好きだったリンゴを買いに行った時、この、八重のジュリアンを見つけました。
ハクのような白いジュリアン。小さなバラのような八重のジュリアン。
思わず連れて帰ってきました。
Photo_20210131125301 『ハクみたいでしょ?そだててあげて』
って、ハクがわたしに教えてくれた気がします。

 

そして、今朝は、庭の紅梅が、一輪咲いていました。

Haku530

見つけた時嬉しくて、ぱあっと気持ちが明るくなって。

これも、ハクがわたしを笑顔にさせようと、気持ちを少しでも明るくさせようと、してくれたことだと思います。

 

毎日、ハクに助けられてばかりです。
こんなわたしが、どうしたらハクにそのお礼ができるのか。

それは、わたしが少しでも元気に、ちゃんとご飯を食べて、笑って、過ごすことなんだと思います。
そして、泣かずに。

まだ2週間。なかなか難しいです。難しいけど、でも、こうやって励ましてくれるハクにお礼がしたいから。だから、少しずつでも、頑張ります。

 

今日はお天気が良くて、いつも日向ぼっこをしていた場所でハクに日向ぼっこしてもらっています。
いつもの木の椅子の上に、ケージを乗せて。

その気持ち良さそうな様子をブログに載せようと思い写真を撮り、上の二枚の写真と一緒にMacに取り込んだつもりが、その写真だけ取り込まれていませんでした。
おかしいなと思い、もう一度取り込もうと何度も何度も試みても一向に駄目で。

そこで、ふと、気づきました。
ハクは、お骨になった姿を、もうここには載せて欲しくないって、わたしに伝えているんじゃないかと。

これから載せる写真は、元気だった頃の姿を、この部屋で楽しく笑顔で笑って遊んでいる写真を載せて欲しいって、そう思ってるって、分かりました。

だから、もう、お骨になったハクの姿は載せません。
元気で、楽しく遊んでいるハクを、以前の記事に載せていなかったハクの写真を載せていきたいと思います。

ハクが、嬉しそうににっこりと笑っています。

 

去年の11月、今日の、今と同じように気持ち良さそうに日向ぼっこしていたハクです。
Haku532

「あったかくて気持ちいいねぇ」って言うと、ハクはいつもニコッと笑ってくれました。

今日も、同じように微笑みながら止まり木の上で、気持ち良さそうに日向ぼっこしてくれています。

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2021/01/24

週末

今日は、ハクの初七日でした。

そして、ハクの居ない初めての週末でした。
どんなに寂しいかと、怖々迎えた週末でしたが、普段と変わらない、週末を過ごせた気がします。
いつものようにケージに向かって話しかけて。朝、昼、夕方、いつもお部屋で遊んでいた時間には、今までと変わらずに一緒に遊んで。
ハクのお骨の入った骨壷をそっと抱いて話しかけたり、いつも遊んでいた場所に連れていって、一緒に遊んだり。
その時と同じように、笑って。

まだ、どこかで、信じがたいんだと思います。
事実だと、分かってはいつつも、心がそれをどこかで拒否しているんだと。
だから、実感が湧かないです。
ハクのお骨が側に居てくれるから、というのが大きいとは思いますが。そのお骨さえも、お骨だと分かっていながら、実感が湧かない。
ずっと、ふわふわした気持ちと頭で、居ます。

ただ、鳴き声が聞こえないのだけが、不思議です。
わたしを読んで鳴く声が、しないのが。
それさえも、実感が無い。

ハクが、わたしのもとから旅立ってからまだ7日。当たり前だとは思いますが。

なんなんでしょうね、この、分かってはいるのに、信じられない気持ち。相反する、思い。

まるで、夢を見ているかのようで。
夢から覚めたら、ハクが元気に私を呼んでくれる声がケージから響き渡って聞こえてきそうな気がして。

そんな私を、ハクは一生懸命励まそうと、元気を出してくれようとしているのがわかります。

Photo_20210124204401 『ハクのむかしのおしゃしんみて!』

って、言われた気がして、ハクをお迎えした当初の写真が入ってるUSBメモリ掴んで写真屋さん行ってプリントアウトしてきました。
お迎えした2009年から2011年にかけて、その枚数300枚超。300枚超えたお陰で30パーセントoffにもなりました(笑)
厳選に厳選を重ねた上の枚数なので実際撮ってるのはどれほどあるやら、です。

Haku529

お迎えして3ヶ月後のハクです。まだ1歳にもならない。
可愛くて可愛くて、もう破顔しながらうっとりと眺める私を見て、ハクは側でニンマリしているでしょう。
Photo_20210124204401 『おかーたん、ちょっとげんきでたかな?』って。

ハクに励まされてるなぁと思えること、まだまだあるんです。それはまた次回に。
これだけハクに励まされているんだから、少しずつでも、前に進まなきゃと、思います。

 

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2021/01/20

旅立ち

Haku528_20210121052401

昨日早朝、まだ暗いうちに外に出たら、外はハクの色のように真っ白で。
ハクの綿羽のような柔らかな雪が風に乗って舞っていて。
その雪景色を見たら、また泣いてしまいました。

昨日13時過ぎ、ハクは、陽炎のようなゆらめきとともに、空へと、昇ってゆきました。

葬祭センターの社長さんが作ってくださった、ハクの遺影を胸に抱えて、泣きながらそのゆらめきを見送りました。

小さくて、コロンと丸くて真っ白な綺麗な頭のお骨に、そのあまりの綺麗さに感動すらして、また、泣いてしまいました。
あまりにも可愛くて、綺麗で。

お骨を収めた小さな骨壷を胸に抱いたら、ハクのように暖かくて。
また、涙が出てきて。

 

家から出発する前のハクを、見てやっていただけませんか?
あまりにも綺麗で、お姫さまのようなので。

Haku526

シード、ハクが大好きだった蕎麦の実、オーツ麦、チンゲン菜、ハクが旅立つ前お友達からお見舞いに送って頂いた美味しそうなシードと粟穂を、虹の橋へ着くまでのお弁当に。
大好きだったヘチマとい草のボールも。
寒い時には潜って寝ることができるように、編み物を始めたばかりの頃編んだハク色の小さなブランケットを、ハクの上に最後にかけてあげました。

Haku527

昨日から、こんな感じで、かけてあげてました。
まるで掛け布団をかけて、寝ているようでした。

 

ハクを愛してくださった方に、最後に、ハクの旅立つ姿を見ていただきたくて。

ハクが虹の橋へ向かって旅立ってから、たくさんの方からハクと私への、暖かいメッセージをいただきました。
ハクはこんなにも愛されていたんだと、そのメッセージを読みながら、私もハクも、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

虹の橋では、たくさんのお友達が待っています。
それを思うと、とても心強いです。
みんな、ハクが間も無く到着するから、どうか、よろしくね。

ハクに会いに、このブログを訪れてくださったみなさん、今まで本当にありがとうございました。

これからは、時々、ハクの思い出と一緒に、このブログを更新していきたいと思います。
どうぞ、また遊びにきてくださいね。

 

 

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2021/01/18

ありがとう

今日、10時40分。

ハクが、虹の橋へ、飛び立ってゆきました。

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ハクのような、綺麗な、綺麗な青空でした。

とても暖かい日で、窓を開け、青空を見上げながら、ハクを抱っこして、一緒に日向ぼっこしました。
気持ちよさそうに、暖かい太陽の光を、その綺麗な白と水色の体に浴びていました。

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そのお顔は、とても幸せそうに、楽しそうに笑っていたんですよ。

最後の瞬間は、私の掌の中で。
「大好きだよ、ありがとう」と、何度も何度も繰り返した私の声を、きっとハクは聞いていてくれたと思います。

ハクは、去年の末から体調を崩し、闘病中でした。
最後の最後まで、頑張ってくれました。
最後まで、偉い、頑張り屋さんでした。

どうか、ハクが虹の橋まで無事にたどり着き、そこで待ってるたくさんのお友達に、迎えてもらえるよう、願っていてくだされば、嬉しいです。

先日14日、13回目のお迎え記念日を迎えてくれました。
一緒にその日を迎えられた事が、とても、嬉しかったです。

Haku524

ありがとう、ハク。

ありがとう。大好きだよ。

 

 

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